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  • 執筆者の写真Yuko O

Aunt bear 910 7.27 AKDT

更新日:2023年12月28日




サーモン不足は相変わらず.

水中カメラあたりにはいるらしいが、ランは一向に始まらない.

Beadettesは朝夜頻繁に滝に現れるので、近くで休息しているのだろうと思ってはいたが、どうやらすぐ脇で夜を明かしたりもしているようだ.


今日は910について話したいと思う.

この若いメスのくまは本当に優秀だ.

食糧難の今シーズンでも、姪にあたる3年目のこぐまBeanと自分の2年目の仔Beadを立派な体に育てている.

サーモンキャッチがうまい.

それは単にキャッチする能力だけのことではなく、どういうタイミングでどこに行くかということも含めてのことだ.

そして、姪っ子909Jr.のBeanに対しても、自分の仔910Jr.に対してもあたたかみのある態度を示す.


Beanのmama bear 909もサーモンキャッチはとてもうまいが、自分のこぐまへの接し方はかなり雑というか距離のあるタイプで、Beanが909に甘えているのを見たことは一度もない.

0歳児のBeanはいつも909についていくのに必死だった.

多くのBear watcherが、親子がはぐれてしまわないかハラハラしながら見ていた.

2年目には友達のように戯れているシーンが見られることもあったが、かなり乱暴な遊び方にも見え、Beanのことを娘というよりは友達のように扱っている風にも見えた.


遅れること一年.

909と一緒に生まれ育った910が一年後に自分の娘Beadと現れたのだが、親子で一緒にいる姿は、いわゆる絵本の中のmama bear とこぐまのそれだった.

Beadはいつも910の周りを歩き、座るmamaの背中や太ももにピッタリとくっつき、立ち上がればその4本の足の下に潜り込んで安心した表情を見せた.

910がサーモンキャッチから戻ると、鼻と鼻を軽く合わせてキスをした.


そんな909と910が一緒に子育てをすることに決め、共に行動し始めた昨年の夏.

それだけでも前代未聞だが、おそらく冬眠も一緒にしたか少なくともすぐそばで行ったであろう、彼女たち4頭は連れ立って現れた.

やがて野生の手順通りに909は発情し、4頭は3頭となった.


910はBeanに寛容だ.

自分もお腹が空いているだろうに、キャッチしたサーモンを横取りすることを許し、そのサーモンを狙ってくる雄ぐまからBeanを守る.

滝の上で隙を見ておっぱいに齧り付くことさえ多めに見ていた.

何が910をこうさせるのだろう.

Beanは最後尾を歩き、たまにBeadのシッターめいたことをやっているが、それ以外にこのグループに貢献しているようには見えない.

なんと言っても本来ならば独り立ちしていい年齢だし、スキルも持っているはずだ.

(だがBeanと同じ生まれ年の3歳児の全て、6頭ともが独り立ちを一年延長してmama bearと暮らしているのは不思議なことだ.今年のサーモン不足と関係があるのだろうか).

それでも910がBeanを引き受けているのはなぜだろう.

910にまとわりつく権利こそBeadの特権だが、中にはBeanがいることによって、Beadが食べるサーモンの量だけでなく教育の機会も奪われているという人たちもいる.


私がここブルックス川のくまたちを見るきっかけになったのは、生まれて半年後だったLittle Beanだ.

若くて奔放なmama bear 909の元、必死で生き残ろうとするこぐま.

タフでユーモアに溢れた愛らしいこぐま.

ひとり遊びが上手だった彼女.

時に孤独に見えることもあった.

その彼女に友達ができ、従姉妹ができ、家族ができた.

Beanがチームの一員として時にリラックスした様子でいる日がくるとは想像もしなかった.

友達もそして家族も、じつはmama bearが909だったからこそBeanが手にできたものだった.


909と910の間にはどんな話し合いと約束があったのだろう.

Beanはこの優秀で寛容なaunt bear910から何を受け取り、何を学ぶのだろう.

くまには深いコミュニケーションのやりとりがあると思う.

(まあ、4つの目よりも6つの目の方が敵への警戒に優れ、2頭よりは3頭のグループの方がくまどうしの間で幅を利かせられるという利点もあるにはあるのだが)




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