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  • 執筆者の写真Yuko O

三つ子の運命 9/14 AKDT

更新日:2023年12月30日


901Beach girlの三つ子のひとりがいなくなりました.


降雪量も雨量も多かった今年は、川の水量も流れも仔ぐまが生き残るには厳しい条件でした.

サーモンランも遅れ、その後も変則的でキャッチしにくい年だったことは前述した通りです.

急流に流された仔、やせ細った親子...

サマーバケーションから戻ってきた中には仔ぐまの数が減っていたファミリーもいくつかありました.

そんな中、901は初めての出産子育てにも関わらず、自分も子供たちも健康的に体重を増やしていきました.

親子ともに備わった落ち着きと静かな活気.

三つ子が3人とも大きくなることは難しいことですが、統制が取れていて比較的大きさにも差がないこの子たちは3頭とも生き残るかもしれない、と思っていたのですが...


何が起こったのかはっきりしたことはわかりません.

901はいつからか中洲の茂みを警戒しながら覗き込んでいました.

そこに2頭の雄ぐまがそれぞれ別に姿を現し、消えていきました.

901が決意の気迫で2頭を追い払ったように見えました.

RWカメラが木に登った仔ぐまの影をふたつ映し出すと、もうひとつの影を探すBear peopleのやりとりがネット上を行き交います.


「あの木の影にように見えるあれは3頭目の仔ぐまの影なのではないか?」

「画面右下のロゴに隠れて見えないがひとつ気になる影があるよ」

「影は見えないが隣の木が揺れて見えた、あれは3頭目の仔ぐまの仕業に違いない...」


あえて楽観的な見方を並べていたBear peopleも次第に異常事態を認めざるを得なくなりました.

夜暗くなっても、仔ぐまたちが降りてくる気配がないのです.

カメラも通常映さない木をずっと映し出し続けます.

時折光る仔ぐまたちの瞳.

やはり2対しか確認ができないまま時間が過ぎていきます.

1頭は痺れを切らしたように降りかけて、また登ります.

901はどこにいて何をしているのかわかりません.


結局、仔ぐまたちは20時間以上をその木の上で過ごしました.

明らかに異常事態だったことを示しています.

翌朝901と仔ぐまたちがナクネク湖のビーチで目撃されます(901がBeach girlと呼ばれるのはこのビーチが彼女の1番の居場所だからです).

仔ぐまは2頭?Mama bear

それとも3頭?

901と一緒にいたのは木に登っていたふたりだけでした.



今年、カメラが回っている間に姿を消した仔ぐまは2頭.

Mama26と901はどちらも初めての子育てでした.

同じく初めての子育てだった101はやせ細ったまま、2頭の仔ぐまを連れてサマーバケーションに出ましたが、戻ってきた時には1頭になっていました(後日、101はさらにこの仔ぐまも失ったことが判明します).

少し遡って、昨年の今頃から仔ぐまの数が減ってしまったのは2頭から1頭になってしまった402、811.

昨年、901と同じような時期に同じような場所で4頭が3頭になってしまった94は、冬眠から戻ってくるとさらに1頭を失い2頭になっていました.

生存率は40%と言われるBrown bear.

その厳しさは、カメラのこちら側にも伝わってきます.

悲しいシーンを目撃したくない、悪い知らせ報せは聞きたくない、と誰もが思っていますが、人の思いなど自然にとっては関係のないことです.






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